「金利動向」住宅取得でプラス要因に 国交省調べ「新建ハウジングWEB」という記事から。
国土交通省がまとめた2006年度の住宅市場動向調査の結果によると、「金利動向」「地価/住宅の価格相場」「税制などの行政施策」の3つが住宅の取得時にプラス要因として大きく働いたことがわかった。
住宅市場動向調査が出た。
注文住宅のこの部分は、工務店の方にも是非見ていただきたい。市場をおおづかみするうえでは役に立つ。何しろ無料だ。
「工務店や住宅メーカーを見つけた方法」という項目を見ると、「住宅展示場で」という回答が40%を超えトップとなった。
2位は「知人からの紹介で」で25%(中京地区だけは34%で展示場と同率首位)。「住宅情報誌で」は6%、「インターネットで」は3%という、メディア的にはトホホな感じとなった。
おそらく「見つけた」の解釈の仕方で回答が変わるのだろうが、依然として展示場が一定の効果を持つことが実証された結果となった(「探した方法」で聞くとネットがトップになる可能性が高い)。
「今回の住宅に決めた理由」という項目を見ると、トップは「信頼できる住宅メーカーだったから」で、約50%が選んでいた。これは最近の状況からすると、まあそうだろうな、と思う。
2位は「デザイン・広さ・設備。等が良かった」で約40%が回答。「価格が適切」「立地」が続く。
住み手が何をもって「信頼」とするのか、どこに「信頼」を感じるのか、少し考えてみたいと思った。
さらに詳しく「設備が良かったと思う理由」についても聞いているが、全国総合では、トップが「安全性」、2位が「高気密・高断熱」(これも意外といえば意外な結果)、3位が「デザイン」だったが、首都圏、中京においては「デザイン」がトップだった。このあたりは詳しく見ていく必要がありそう。
「着工時の世帯の年代」については、依然30代が圧倒的で約30%。あとは50代と60代が続く(ただし近畿圏のみ60代が約32%でトップ。これも興味深い)
冒頭の住宅取得を後押ししたものについては、金利動向は注文住宅を取得した世帯の38.6%がプラス要因に挙げた。税制なども注文住宅で34.6%がプラス要因に。
あくまでデータはデータで、それを読むだけで「売れる」わけではない。また市場に迎合するだけでなく、自社のポリシーをもっていただきたいと思う。だがデータを見ずにビジネスをするのは、地図をもたずに旅にでるようなものだ。このデータについては
新建ハウジングでも解説してみたい。
posted by miura at 02:01|
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