僕は純粋な取材での出張もあるのですが、多くは企画や連載の打ち合わせでお伺いします。
出張にはもうひとつ大きな目的があります。編集者の仕事の一つは、失礼な言い方になるかもですが、見る人が見れば光り輝いている「原石」の人を探して歩くことです。それにはやはり出歩くしかありません。
最近はブログを皆書くようになって、そんな仕事も楽になったと言われることもありますが、そうではありません。
確かにブログは「誰でもメディア」で誰でも、特定の範囲に影響力を持てるようになり、とくに検索によって興味をもっている人を引き寄せることが可能です。
ただ、そのことを知っているがゆえに、ブログでは違う顔を露出している方も少なくありません。
たとえば工務店さんの場合、住まい手向けにブログを書いているのでその内容は柔らかいものなのだけれど、工務店経営者としては先端の取り組みをされていることもあります。そのことをブログだけで読みとることは容易ではありません。
だからこそ、出歩いて、人が集まるところで輝きを放っている人、お会いして少しほぐれてきて初めて自ら光を放ち始める人を探す必要があるのです。
逆に言えば、ブログをメディアとして活用しつくすことは、工務店でもまだまだできるような気がしています。最近工務店さんもブログに慣れてきた故に、ブログがパターン化・ルーチン化してしまい、その可能性を放棄しているように思う時があります。
そこで、新建ハウジングでも、このブログでも、もっとメディアとしてブログを書く方法を書いていく予定です。