住宅専門紙「新建ハウジング」の発行人(社長)が、
住宅ビジネスのヒント・トピックをつづります。


2009年09月07日

雑感、利他を背骨に持つ人のコトバには感染力がある

先週も多くの方にお会いしました。

人を動かしている人には共通しているコトがあるように、改めて感じました。

それは「利他」の姿勢です。骨がらみでその姿勢の人が放つ言葉には「感染力」があります。

そんな言葉を放つ人のもとに集まる人も、また利他を背骨に持つことが多い。おそらく、さらの上のステージがそこだと気が付いている人たちなのでしょう。


逆に言えば、利他の精神がなければ、どんなイイコトを言っていても響きませんし、逆に上滑りして恥ずかしい。

「器が大きい」とはこういうことかな、という気がしています。
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2009年07月13日

役損しかないと思え。

僕がまだ管理者になったばかりのとき、しんどくてしんどくてたまらなかったので、ある人生の先輩に相談したことがあります。というか、愚痴ですね、こんなに働いているのに何で・・・みたいな、腹に底の溜め込んで醗酵し腐臭を放っていたヤツをぶちまけたわけです。

そのときその先輩からこう言われました。「役得があると思うな。役損しかないと思え」。

役得を求めるような人間はリーダーではない。進んで役損を拾いに行けるのがリーダーだ、口べたで愛想のないあんたでも、あんたが無私の人だとわかれば人はついていく、といったことを言われました。

逆に、口がうまくて愛想が良くても、役得や私欲が見えるリーダーに心の底からついていきたいと思う人はいないよ、とも。


10年やってごらん、と言われていま5年目くらいですが、最近ふとこの話を思い出しました。ようやく言葉の意味がわかってきた気もしますが、まだまだ実践はできません(そないに自分を殺さんでもええがな・・・きれいに調教されましたなあ・・・あんたはドMやさかいなあ・・・といった声もどこからか聞こえてきたりもします)。
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2009年06月30日

ファッション誌と住宅雑誌

怒涛の1週間が過ぎ、ようやく締切も乗り越えました。ブログも通常のペースに戻したいと思います。

さて、住宅需要が不況になれば、住まい手向けの住宅雑誌も楽ではなくなります。そもそも住宅雑誌は必要なのか、という声もありますが、僕は手前味噌ですが、一定の役割はあると思っています。


暴論ですが、僕は、日本人は差異化が好きだ、もう少し丁寧に言えば細かな差異化を読み取る力があると考えています。

その象徴だと僕が思っているのが女性のファッションで、大半の男性からすると読み取るのが難しいたくさんの流派があり、その流派ごとにファッション誌が存在しています。

逆に言えば、ファッション誌が流派をつくる、ファッション誌が女性にとって流派と流行を読み取る教科書になっているのかもしれません。

さらに言えば、女性が女性から「カッコイイ」「カワイイ」と褒められるには、それが「カッコイイ」「カワイイ」ファッションであることが共通認識として一定層であれ女性たちの間に存在しなければならない。その共通認識をつくるうえでもファッション誌は大きな役割を果たしているのはないでしょうか。

住宅雑誌も同じ役割を果たせるはずですし、すでに一定は果たしていると思います。どんな家がいい家で、そんな暮らしが豊かで楽しい暮らしなのか、流派があってもいいので、その共通認識をつくるということです。

「いいお宅ですね」「素敵に住まわれていますね」などと、素直に感じてさっと口に出せる。そんな「眼」をもった住まい手が増えていけば、ニッポンの住まいと暮らしはもっと豊かになる。そう思っています。これほどファッションをはじめ「眼」を持っている日本人ですから、可能性はあると思います(日本の女性のセンスは世界有数ではないでしょうか)。

一方その点で、住宅雑誌はまだ工夫と努力の余地がある。ファッション誌も部数を落としている大手誌がある反面、伸ばしている新興誌があります。厳しい雑誌業界ですが、機会もあると思っています。
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2009年04月13日

仕事の流儀は顔に出る


顔に特徴がなくオーラもないので、気づかれないこと、忘れられることが多いです。あえて同じような服装をして印象付けようとしますがだめですね。

つまりは、まだ顔が「出来ていない」のだと思います。自分なりの価値観やものさしを持ち、それを流儀・作法にまで昇華させ、ブレずに実践している人はそれが顔にも出る。美醜にかかわらず「ああいい顔しているなあ、魅力的だなあ」という人はそう人が多いのではないでしょうか。

もうすぐ誕生日ですが、その意味でまだまだ道遠い感じです。



また風邪をひいて金曜日から熱が出ました。

最近免疫力が弱る瞬間がありますが、それは寝不足・深夜までの飲み会・気温の激しい変化・風邪をひいている人との長期密室空間という条件が重なったときのようです。

皆さんもご自愛下さい。

※追記:熱は下がったので調子に乗ってサケを飲んだら声がかれにかれて出なくなりました。電話に出るのはしんどいです。
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2009年03月12日

雑感、一人勝ちする会社

ここ数日、多くの工務店さんにお会いしましたが、その思いと努力、創意工夫に感心しきりでした。

ある若い社長さんは、社員大工の手技を生かした楽しい家づくりを追求されていて、民家再生にも取り組み、最近はその古材を生かした店舗開発も数多く受注され、大学との協力関係も築かれていました。

またある社長さんはスタッフ教育に注力し、最終的には「虎の穴」的な存在になりたい、つまりはあの会社の社員だから一級の人材だね、といわれるような会社を目指すとおっしゃっておられました。最終ゴールのイメージは「学校」だそうです。

またある社長さんは、建築家の仕事に学びながら手技を生かす独自の納まりやデザインを進化させ、いまや住まい手・つくり手向けのセミナーの講師や執筆などを通じて家づくりを牽引されています。

僕はこれほどの努力を、工夫をしているだろうか。自問自答しました。

最近感じるのは、工務店さんに限らずですが、二極化からさらに一極集中が進んでいるということです。地域で「一人勝ち」(あまりいい言葉ではないですが)に近い工務店が数社あって、その数社はこの景況でもすごく元気なのだけれど、一方で大半の工務店さんは大きく受注を落としている、こんなイメージです。

その境界線の基本は、やるか、やらないか、そして蓄積してきたかしてこなかったか、だと感じています。その蓄積の厚みがそのまま受注やポジションの差になっていて、一度ついた厚みの差はなかなか逆転できない。トップランナーはもっと努力し工夫するからで、一度置いていかれた企業はトップランナーの倍努力し工夫するか、違う市場か違うやり方で勝負するしかない。少し大袈裟ですが、こんなふうに感じています。

新建ハウジングでは、そんな頑張っている工務店さんを応援することを基本スタンスとしていて、ベタですが最近は「がんばろう!工務店」というキャッチで工務店さんの事例を充実しています。ですが、実はそんな取材を通して元気や勇気をもらっているのは僕たちかもしれません。
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2009年01月03日

雑感、再放送と引き伸ばしばかりのテレビは自らの首をしめている

年末から風邪を引いたようで、喉と関節が痛みます。そしてなぜか歯が。知覚過敏というやつなのか、疲労からくるものなのか、たまにうずくまるほどの激痛に襲われます。

妻は里帰り中で、僕も追っかける予定でしたが、断念して元旦、2日は一人で過ごしました。

昼飯は、年越しで食べる予定だったレトルトのそばに、冷凍の鶏肉を入れてずるずる。夜は米を炊いて、レトルトのじぶ煮(金沢に行った時に仕入れた郷土料理)と冷凍の豆腐ハンバーグをもそもそと。次の昼は余った米で鶏肉と卵のチャーハン。体調が回復して来たのでビール。おせちとは無縁のひきこもり正月が終わりました。


仕事は待ってくれませんので、元旦からかりかりと書いています。さみしいので、テレビをつけながら書いていましたが、今年はとにかく年末年始、再放送が多い。あと、人気番組ほどやたら引き伸ばして、やたらCMを挟む(「CMまたぎ」はげんなりしますね)。

業績が悪化しているのでとにかく経費削減だ、という気持ちはよくわかる。それに下手なバラエティーを新たにつくるよりも過去に数字をとったドラマを再放送したほうが数字もとれるのでしょう。でも、こうした安易なコストダウンは対処療法の逃げでしかなく、テレビ離れを一層加速させるだけのように思います。

景気が回復したらCMが戻ってくると考えているのかもしれませんが、その間に、テレビCMをしてもしなくても一緒だね、とクライアントが気づいてしまう可能性もある。苦しい局面だからこそ、いいコンテンツを低予算でつくる方法を考えるべきだと思いました。


これは我々紙メディアにも問われていることです。対岸の火事ではない。正月番組を見て気を引き締めました。
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2008年12月30日

雑感、住宅産業でも業界再編が加速する予感

来年は提携の年、ある種の業界再編が進む年だとみています。

たとえば、損害保険大手の三井住友海上グループホールディングス、あいおい損害保険、ニッセイ同和損害保険の3社が経営統合に向けて協議に入っていることがメディアで流れました。

なにしろ自動車販売が若年層の自動車離れに加えてこの景況ですから、ドル箱の自動車保険が厳しい。損保会社もまさかあこんなに早く自動車保険が縮んでいくとは思わなかったと思いますが、変化というのはこういうことです。それに対応するには、ダイナミックに動かなければいけない。

経営統合が実現すれば、東京海上ホールディングスを上回り、業界トップに躍り出ることになるそうですが、企業風土・文化、モデルの違いを乗り越えて統合できるか、シナジーが出せるか注目です。

さて、数年環境変化と景況悪化が続く住宅産業でもこうしたダイナミックな動き、経営統合がでるか。シナジーが出にくいハウスメーカーではあっても中規模メーカーを含めて2組ぐらい(小さな提携は結構あると思います)、建材設備メーカーではここ数年でけっこう可能性があるな、と思っていますが、どうでしょうか。


もうひとつ、なるほどと思ったのは、ジェイティービーと朝日新聞社が旅行とカルチャー事業で提携したことです。

2009年3月をめどに、ジェイティービーが朝日新聞のグループ企業の朝日旅行の発行済み株式51%を取得。その一方で、ジェイティービーの子会社が運営するカルチャー教室事業を朝日カルチャーセンターに譲渡としたうえで、ジェイティービーが朝日カルチャーセンターの株式の34%を取得する予定とのこと。

朝日新聞は業績悪化で注目を集めましたが、今後はダイナミックに動かざるを得ないということでしょう。新聞も購読・広告だけに頼る時代ではなく、事業部で売上を伸ばしてきましたが、当たりはずれも多く、その部分では一企業との提携や統合も進める必要がある。これは我々業界紙でも同じだと考えています。
posted by miura at 12:11| Comment(0) | TrackBack(1) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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