住宅専門紙「新建ハウジング」の発行人(社長)が、
住宅ビジネスのヒント・トピックをつづります。


2014年04月03日

消費増税後の住宅市場 4月以降につくり手が考えること

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安倍首相は再増税を決断するか。再増税がなければ当然第二次駆け込みも起きない


4月に入り、住宅業界は受注が戻るか注目されています。ローン減税と給付金でおトクになる層、所得で言えば下と上の層の中には「今年建てる」と決めている層も一定いると思われます。

ただし、こうした層も今は「急ぐ理由」がありません。4−6期は現業界の予想以上の駆け込みの反動減で景気の落ち込みが心配され、早くも消費税再増税に及び腰の声が聞かれる。建築業界も以前職人・資材高やキッチンなどの納入遅れが報道され、不安をあおる。ローン減税や給付金の恩恵が少ないミドル所得層はなおさらです。

背中を押す材料としてはローンの先高感ですが、ここは読みが難しい。景気が回復すればローン金利は上昇しますが、回復はまだら模様なうえ、ローン需要を取り込むため低金利戦略を継続する金融機関も出る。「買い時」感をどう醸造し背中を押す提案するか、へたをするとだらだら低空飛行を続けそうな市場のなかでは重要です。

とはいえ、ブランド力と資金余裕のあるつくり手にとっては、こうした市場をチャンスに変えることも可能でしょう。他者が萎縮する中で攻めに出る。
まずは情報発信量をどーんと増やすこと、そこに新商品・新サービスの投入とイベントやキャンペーンを重ねること、同時に今後潜在客の育成も進めること、など余力のある会社だからできることはあると思います。

駆け込み受注で生まれた余力をどう「攻め」と「再増税後の備え」に使うか。すぐに検討したいテーマです。

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積水ハウスの受注速報

posted by miura at 22:55| 住宅ビジネスのヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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