住宅専門紙「新建ハウジング」の発行人(社長)が、
住宅ビジネスのヒント・トピックをつづります。


2011年01月10日

狩猟と採集と農耕

古代、採集・狩猟が、人口の増加や気候の変化、森林の伐採などの理由で立ち行かなくなったことから、農耕が始まったと考えられています。

農耕がうまく回るようになり収穫物を貯蔵できるようになると、食糧の確保で一日が明け暮れることがなくなります。多くの人口を養えるようになり、そのゆとりもあって文化が生まれます。


えいやで言うと、会社の経営、マーケティングも同じだと思っています。

採集(=地縁・血縁・オーナー(OB)からの受注)や狩猟(=プッシュ型の追いかけ営業)オンリーから農耕型マーケティングを併用するようになると、日々の受注に追われる行き当たりばったり経営から脱却できるようになります。そして、見込み客・受注残が貯蔵できるようになっていくと(「行列ができる工務店」になっていくと)、考えるゆとりが生まれることもあり、文化(=哲学・社風)が育ってきます。

逆に、農耕型マーケティングに取り組まない限り、蓄積→ゆとり→文化が生まれず、その日暮らしから抜け出すことができません。地道に農耕型を継続することも「行列ができる工務店」のポイントのひとつだと考えています。


日本の文明は森から生まれた、と言われます。

日本は気候に恵まれていたこともあり、世界の他の文明のように森林を伐採し尽くすこともなく、農耕が始まって以降も採集と両立させていきます(特に里山で)。

それが日本独自の共生文化の形成につながったという指摘があり、個人的にはそれに共感していますが、同様にオーナーという森をきちんと維持し育て、そこからリピート・クチコミ・紹介を毎年採集していく。この採集(=家守り)を農耕型マーケティングと並行してきちんと継続していくことも重要だと思っています。


posted by miura at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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