毎年、年末に発刊している「住宅産業大予測」の2011年版を入稿しました。新建ハウジングの読者の皆様には12月30日に発送します(30日号はタブロイド版、新聞はお休みします)。大手書店やネット書店でも販売しますので、読者以外の方もぜひお買い求めいただければと思います。
内容は、2010年の住宅産業の総括+2011年のポイントはやわかりを中心に、顧客層分析、経営・マーケティングの提言、といったイメージです。
毎年、「1年の計を考える参考にしている」といったありがたい声を頂いていますし、社員教育用に社員分まとめてご購入いただくケースも年々増えており、嬉しいと同時に、去年よりもいいものを、というプレッシャーを感じながら、こもって書いていました(法制度の部分は記者の桝田と一緒に、それ以外は一人で担当しています)。
今年はドラッカーの言葉を随所に盛り込みました。これまでもドラッカーについては新建ハウジングでも、この大予測でも取り上げてきたのですが、今年「もしドラ」本がベストセラーになってくれたおかげで、ドラッカーを取り上げやすくなりました。これは今年嬉しかったことのひとつです。「もしドラ」でドラッカーに触れた方が、そこでとどまるのではなく、さらにドラッカーに踏み込んでいく一助ができればと思っています。
目次はこんなかんじです。
特集1 巻頭言「理念経営のすすめ」
特集2 2011年はどうなる〜30の変化
■法制度の変化
1リフォーム・中古住宅施策/2住宅エコポイント
3国産材利用促進/4省エネ基準適合義務化
5長期優良住宅法/6高齢者住宅施策
7セーフティネット/8住宅税制/8.5 2011年度予算
■経済・社会の変化
9景気/10世界経済/11政治
12地価/13金利/14ヒット商品
15インターネット/16IT
■住宅業界の変化
17住宅業界/18住宅着工/19リフォーム市場
20リフォーム技術/21中古住宅
22設計事務所/23建材設備トレンド
24建材設備メーカー/25住宅トレンド
26ハウスメーカー/27省エネ/28太陽光発電
29自然エネルギー/30工務店
特集3 データにみるこれからの顧客像×新市場
特集4 若年層市場を攻略する〜予算低下に向き合う
特集5 実務に生かすドラッカーの名言
特集6 本当の「差別化」を考える
特集7 もし工務店の二代目が「もしドラ」を読んだら
来年の予測と内容については、このブログでも書いていきたいと思います。