結果の詳細はこちら。
とりあえずのポイントは以下の通り。
1 最終的に603件の応募から40件を採択。少ない印象。「先導的」の解釈が難しいが、ここが採択の境界線となった
2 総評によると、先導性については「新しい技術の導入だけでなく、在来の技術であるがその適用方法、組み合わせ方やシステムに革新性がある」点を評価したとのこと。で、「今回の提案については、最近の新しい技術を導入する提案が多く、後者の提案が少なかった」とする。
3 ハードの長持ちに加え、「長持ちさせるに値する住宅」「持続可能な住環境の形成」「社会資産となる」という観点の提案を盛り込んだものが高く評価された模様
4 とくに「一者では対応が難しい維持管理の支援体制を用意するなど、共同で提案を行うことにより、全体への波及性が高いと見込まれるものは優位に評価した。今後、このような積極的な提案を期待したい」という。2回目以降の募集では勘案したい
5 工務店ネットワークの提案は軒並み不採択となった。全国ネットで採択されたのは全建連とHABITA(ハビタ)、エヌ・シー・エヌ関連のコンソーシアムぐらい。地方行政の提案も不採択が多かった(維持流通ではNPO法人住宅長期保証支援センター、SAREXなどが採択された)
6 残念ながら、地域工務店の提案も軒並み不採択となった。採択されたのは、ざっくり言うと、地域材にからめた提案をしたところか、メンテナンスを重視した提案を行ったところ、伝統建築の長期利用を提案したところ。一方、大手ハウスメーカーは軒並み採択された。今後提案内容は吟味してみたい
7 地域工務店、工務店ネットワークは、第2回目の募集でリベンジしたい。とくに鍵を握るのはハードの部分よりもソフトの部分。町並みづくり、維持保全、流通にまで踏み込んだモデルの検討が必要だろう。
先日来の新聞から、教員汚職がスキャンダルなニュースとして報道されております。人脈と商品券が悪しき慣習となっているようですが…?
実は、某社の会員募集の講習会に参加しました折、某社社長の国交省との人脈によって、必ず補助金が受けられる…と、強調した説明を受けました。
現実に、柱を太くして、鋳物製の金物を使った程度の技術で、認定が受かっております。これって教員汚職のパターンが潜んでいるような…!?
130億円もの税金が使われる現実から、このような異臭がするような選定結果は、かなりの疑惑を感じます。
次回の募集要項には、人脈欄を付け加えた方が公正な審議になるのでは…? と思った次第です。